心斎橋の事務所より、、、
こんにちは
売りに出ている新築価格とあなたの家の買取価格の
関係についてお話したいと思います。
「最近新築一戸建ての価格が下がってきているな~」
そんなことを感じたことはありませんか?
もしあなたの地域がそうであれば、
土地や一戸建ての売却価格(買取・仲介)は
全体的に下がってきているかもしれません。
当センターへの査定依頼で相場を調べているときに
実際にあったお話です。
・東大阪市の一戸建てのケース
私が担当したのは土地15坪前後の築13年の物件です。
駐車場も広く、室内設備も充実している物件でした。
感覚としては、2000万円を少し切るくらいでも
時間があれば売れそうな物件かというのが第一印象でした。
しかしその地域では、新築一戸建ての価格が年々下がってきていることが分かりました。
土地20坪前後の新築が2200万円前後で売れている事例もありました。
この案件は買取ではなく、仲介(専任)でお預かりしたもので、
一度少し相場よりも高めで売りに出してみることになりました。
物件に人気があったのか、次々に案内が入りました。
しかし、どのお客様も値下げを要求してきました。
不動産の世界ではチラシ価格からの値下げはよく行われるのですが、
この物件に対しての値下げ理由は、どのお客様も同じでした。
新築にするか中古にするかで
悩まれているお客さまだったのですが・・・。
買主さんが考えたこととは…。
「中古物件なのでどうしてもお風呂などのリフォームが必要です。
簡単なリフォームでも100万円前後すると、
新築とあまり価格が変わらなくなってしまいます。」
ということです。
当然、そうなると新築の方にお客様は流れてしまいます。
つまり、周辺の新築価格が下がってきているので、
売主様の物件価格も相場として下がってしまったのです。
もし新築一戸建てが2000万円台半ばや後半でしたら、
そのような値下げ交渉・比較はされなかったでしょう。
確認も兼ねて近隣の協力業者にお聞きしたところ、
相場からすると1500万円~1600万円ほどが妥当な価格だと言われておりました。
5社から確認を取りましたが、だいたい同じ価格に収まってました。
せっかくご依頼頂いたので、少しでも高く成約させたいと思い、
内覧に時間を割き、その家のセールスポイントを徹底的に調べあげました。
その結果、相場よりも高い金額(1700万円台)で売ることができました!!
新築相場の低下により、
最初に思っていた金額よりは少し低かったのですが、
こちら側の説明にご理解頂き、成約価格にはとても満足されておりました。