査定のプロが語る土地売却のコツ
中古収益不動産の減価償却の計算方法とは・・・2017.07.19 (水)
今回は、中古収益不動産の減価償却の
計算方法をご紹介します。
まずは、新築の法定耐久年数は以下のようになっております。
木造アパート 22年
鉄骨アパート・マンション 34年
SRC・RC造 マンション 47年
中古の場合は、購入時の経過年数により計算方法が異なります。
【1】耐久年数に満たしていないとき
(例;築14年の木造アパートを購入する場合)
法定耐久年数 - 経過年数 × 80%
⇒ 22年 - 14年 × 80%
⇒ 10.8年
小数点は切り捨てられるので、
10年がこの物件の耐久年数となります。
【2】耐久年数を超えているとき
(例;築35年の木造アパートを購入する場合)
法定耐久年数 × 0.2
⇒ 22年 × 0.2
⇒ 4.4年
小数点が切り捨てなので、
4年がこの場合の法定耐久年数になります。
追伸:耐久年数の短い方が、毎年の減価償却費が大きくなり、
その分、計算上の利益を圧縮でき税金も少なくなります。